サッカーのタッチラインとゴールラインにおいて、ボールがどの程度進んでいればインプレーとなるのか知りたくありませんか?
私自身、何十年とサッカーの試合を観戦してきましたが、サッカーの試合などでゴールがかろうじて成立しているかどうか、つまりゴールラインを越えているかどうかや、タッチラインを割っているかどうかが非常に微妙な場合があります。
そもそも、ラインを割るとはボールがどのような状態になったときを指すのでしょうか。
この点についても気になる方もいるかと思いますので、ボールがどの位置まで進んだらラインを割ったとみなされ、またはインプレーとなるのかについて解説していきます。
サッカーのタッチラインの判定について徹底解説
サッカーの試合において、ボールがインプレーとなるためのタッチラインとゴールラインの境界線について分かりやすい例があります。
それは、2022年のFIFAワールドカップで行われた日本対スペイン戦の中で起きた「三笘の1mm」という場面です。
この場面は、スペイン戦で日本が2点目を入れた瞬間の一コマで、三笘選手がボールがアウトしそうになったところで必死に足を伸ばし、ゴールライン前でボールを折り返し、田中選手がゴールを決めるというものです。
このシーンは「三笘の1mm」として知られ、日本中が大いに盛り上がった瞬間となりましたが、写真を見る限りではボールは明らかにアウトに見えますよね。
私自身も実際にこの試合をリアルタイムで見ていましたが、正直なところ、アウトだと思っていました。
しかし、審判団はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を使って判断し、なんとインプレーと判定されたため、ゴールが認められました。
ちなみに、真上から見た映像は以下の通りです。
https://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/worldcup/20221202-OYT1T50102/
ボールは球体であり、横から見るとボールの底部が視界に入ってしまい、そのためアウトに見えるのは理解できます。
しかし、先述の写真を見ると、実際にはボールがライン上にかかっているように見えますね。
実際にこの場面において、ボールがどれくらいラインに残っていたのか計測された結果、わずか1.88mmしかなかったそうです。
そのわずかな差から「三笘の1mm」という言葉が生まれたのですね。
ボールがライン上にかかり、完全にラインを越えない限りインプレーとみなされる
ボールがどのような状態になったらインプレーとみなされるのか、またアウトとみなされるのかについて改めて考えてみましょう。
先ほどの「三笘の1mm」の例を挙げた通り、ボールが真上から見てわずかでもラインにかかっている場合はインプレーとなります。
具体的なイメージを伝えるため、以下の図を引用させていただきます。
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20221202-OYT1I50089/
上記の通り、ボールが完全にラインを越えない限り、インプレーとみなされます。
また、地面にボールがついている場合でも、空中に浮かんでいる場合でも、このルールは同様に適用されます。
ゴールラインに関しても同様のルールが適用されます。ボールがわずかでもゴールラインにかかっていればノーゴールとなり、完全に超えない限りはゴールとはみなされません。
プレイヤーやゴールキーパーの体の位置について
ドリブル中にボールがラインを割らずにプレイヤーが外に出てしまうという状況は、サッカーの試合でよく見られる光景ですね。
この場合、ボールを基準に考えると、プレイヤーがラインの外に出ていてもプレーは続行されます。
また、相手チームがシュートを放った時に、ゴールキーパーがキャッチしている際に、ゴールキーパーの足や体がゴール内に入っている場合は、どうなるのでしょうか。
この場合もボールを基準に判断されます。つまり、ボールが完全にゴールラインを越えていない限り、ゴールキーパーの体がゴール内に入っていてもゴールは認められません。
サッカーのタッチラインの判定について徹底解説 まとめ
今回は、サッカーにおけるタッチラインとゴールラインに関する詳しい解説をご紹介しました。この記事では、ボールがどのような状態であればインプレーとされるのかについて解説しています。
もしサッカーをプレイする際に、タッチラインやゴールラインの境界に迷った場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。詳しい情報が記載されており、役に立つことでしょう。