MLBのプレーオフの仕組み、2022年はどうなっているのでしょうか。
MLBのプレーオフはポストシーズンと呼ばれています。
2022年は、メジャーリーグの頂点を決めるワールドシリーズに向けて、ポストシーズンの形式が大きく変わります。
この記事では2022年に大きく変わったMLBのプレーオフの仕組みを紹介しています。
MLBのプレーオフの仕組み 2022年
これまでは、ワイルドカードゲームは一度きりの勝負でしたが、2022年からは、ポストシーズンに出場するチームが12に増えたことに伴い、ワイルドカードは3試合中2試合を制する方式になりました。
さらに、地区優勝しても、地区優勝チームの中で最も成績が悪いチームは、ワイルドカードから出場しなければならず、上位2チームだけがデビジョンシリーズからスタートできます。
各リーグのチームはレギュラーシーズンの成績に応じて第1シードから第6シードまで分けられます。
第1シードと第2シードのチームはデビジョンシリーズから登場します。
それ以外の第3シードから第6シードのチームは、ワイルドカードで2勝を挙げたチームがデビジョンシリーズに進めます。
ポストシーズン2022に出場する12チームを紹介します。
各チームはシード順に分けられています。
シード順はレギュラーシーズンの勝率によって決まります。
地区優勝したチームは第1シードから第3シードまで、地区優勝を逃したチームは第4シードから第6シードまでになります。
ポストシーズン 第1シードから第6シードまで
ポストシーズンの第1シードから第6シードまでを紹介します。
第1シード
第1シードはレギュラーシーズンで最も勝ち星を重ねたチームです。
ナショナルリーグではロサンゼルス・ドジャースが、アメリカンリーグではヒューストン・アストロズがこの栄誉に輝きました。
どちらのチームも強力な打線と投手陣を誇ります。
第2シード
第2シードは地区優勝したチームの中で2番目に高い勝率を持つチームです。
ナショナルリーグではアトランタ・ブレーブスが、アメリカンリーグではニューヨーク・ヤンキースがこの位置につきました。
ブレーブスは若く才能あふれる選手たちが揃っています。
ヤンキースは伝統と実力を兼ね備えた名門です。
第3シード
第3シードは地区優勝したチームの中で3番目の勝率を持つチームです。
ナショナルリーグではセントルイス・カージナルスが、アメリカンリーグではクリーブランド・ガーディアンズがこのランクに入りました。
カージナルスは安定した戦力と経験豊富な指揮官が魅力です。
ガーディアンズは今年から新しいチーム名になったばかりで、新しい歴史を刻みたいところです。
第4シード
第4シードは地区優勝を逃したチームの中で最も高い勝率を持つチームです。
ナショナルリーグではニューヨーク・メッツが、アメリカンリーグではトロント・ブルージェイズがこの順位になりました。
メッツはエースのデグロムやスターのリンドーなど個性的な選手が多いです。
ブルージェイズは若手のビシオやグレロなど打撃力が抜群です。
第5シード
第5シードは地区優勝を逃したチームの中で2番目に高い勝率を持つチームです。
ナショナルリーグではサンディエゴ・パドレスが、アメリカンリーグではシアトル・マリナーズがこの位置につきました。
パドレスはタティスやマチャドなど華やかな選手が目立ちます。
マリナーズは若くてイキイキとした選手たちが奮闘しています。
第6シード
第6シードは地区優勝を逃したチームの中で3番目に高い勝率を持つチームです。
ナショナルリーグではフィラデルフィア・フィリーズ、アメリカンリーグではタンパベイ・レイズがこの順位になりました。
フィラデルフィア・フィリーズは主砲2枚看板の強力打線が持ち味です。
タンパベイ・レイズはしっかりとした組織作りで安定した成績を残しています。
プレーオフの流れ
2022年シーズンのレギュラーシーズンは10月5日に終了しました。
タイブレーカーはありませんでしたが、もし必要な場合は翌日に行われます。
レギュラーシーズンが終わると、1日の休みを挟んでワイルドカードラウンドがスタートします。(※2022年はワイルドカード枠が3つに増えました。)
このラウンドは3試合制で、すべて上位シードのチームの本拠地で行われます。
その後は、これまでと同じようにデビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップ、ワールドシリーズと続きます。
ワールドシリーズでは、どちらのチームがホームアドバンテージを持つかは、レギュラーシーズンの勝率で決まります。
ワイルドカードから勝ち上がったチームでも、地区優勝チームより勝率が高ければ、ホームアドバンテージを得ることができます。
ワイルドカード
2022年のMLBプレーオフは、10月7日にワイルドカードシリーズで幕を開けます。
ワイルドカードシリーズは、各リーグの3つの地区で優勝したチーム以外に、最も成績の良かった3チームが参加します。
この6チームは、3戦2勝制のシリーズで勝敗を決め、勝ち残ったチームはデビジョンシリーズに進出します。
ワイルドカードシリーズの試合は、全て成績の優れたチームがホームで迎えます。
デビジョンシリーズ
デビジョンシリーズは、各リーグの地区優勝チームとワイルドカードシリーズを勝ち抜いたチームの計4チームが出場します。
この4チームは、5戦3勝制のシリーズで対戦し、リーグ優勝決定戦への切符を手にします。
デビジョンシリーズの試合は、第1戦、第2戦、第5戦が成績上位のチームがホームで行い、第3戦、第4戦が成績下位のチームがホームで行います。
リーグチャンピオンシップ
2022年のMLBプレーオフは、10月18日からリーグチャンピオンシップシリーズに突入します。
リーグチャンピオンシップシリーズは、ナショナルリーグとアメリカンリーグのそれぞれで、デビジョンシリーズを勝ち抜いた2チームが対戦します。
この2チームは、7戦4勝制のシリーズでワールドシリーズ進出をかけて戦います。
ナショナルリーグでは、サンディエゴ・パドレスとフィラデルフィア・フィリーズが激突します。
アメリカンリーグでは、ヒューストン・アストロズとニューヨーク・ヤンキースが対決します。
リーグチャンピオンシップシリーズの試合は、第1戦、第2戦、第6戦、第7戦が成績上位のチームがホームで開催し、第3戦、第4戦、第5戦が成績下位のチームがホームで開催します。
10月26日までに4勝したチームがワールドシリーズに進みます。
ワールドシリーズ
2022年のMLBの頂点を決めるワールドシリーズは10月28日からスタートしました。
ワールドシリーズは、ナショナルリーグとアメリカンリーグの優勝チームが対戦する最終決戦です。
7戦4勝制で、先に4勝したチームがその年の王者になります。
ナショナルリーグからは、フィラデルフィア・フィリーズが出場します。
アメリカンリーグからは、ヒューストン・アストロズが出場します。
ワールドシリーズの試合は、第1戦、第2戦、第6戦、第7戦がレギュラーシーズンで勝率が高かったチームがホームで開催し、第3戦、第4戦、第5戦が勝率が低かったチームがホームで開催します。
10月31日は雨天順延の予備日で、11月4日は移動日です。
11月6日までに4勝したチームがMLBの王者に輝きます。
MLBのプレーオフの仕組み 2022年 まとめ
今回は2022年に大きく変わったプレーオフ(ポストシーズン)について書きました。
出場するチームが多い方がやはり盛り上がると思います。
2023年にはWBCも開催され、MLBもまた注目されると思います。
日本人選手の活躍にも期待したいですね!