ラ・ムーではお惣菜がかなり安い値段で売られています。。
低価格のわりに量も一般的な惣菜とあまり違いがないため
- こんな安いってことは品質を悪くしてるからなのかな?
- なぜ安い価格でお惣菜を提供ができるのか?
- 赤字になってないのが謎すぎる
など、不安や疑問を抱いている人もいます。
今回はラムーのお惣菜が低価格で提供できている理由やその狙いについてまとめました。
ラ・ムーのお惣菜が安い理由は添加物が多いから?
カートがカゴ横向きの時点で少しアガった。
— ひで/Big Mara (@hide19880208) November 30, 2022
まるでアメリカのスーパーみたいに広い通路に整然と並ぶ商品群。
激安とは聞いてたけど特に弁当、惣菜が安すぎて怖い。
怖すぎて¥184弁当を買ってしまった。
ここで買わないと後悔すると思った。
ラムー
実に面白い。#ADDressLife#日本一周バイク旅 pic.twitter.com/jDZ5Nxqyer
ラムーのお惣菜が安いため、何か裏があるんじゃないかなと怖くなる人もいますよね。
そして、安い理由を「添加物ばかり使っているから安い!」と結びつけたくなる気持ちも分かります。
ですが、実際には基準値よりも多い添加物を使ったものは許されていません。
日本には食品の安全基準が厳格に設定されています。
コンビニでのお惣菜でも使われているくらいの添加物です。
結構田舎って自信ある地元だけど、ラムーできて嬉しい最強
— おさんの日常 (@osotonideruzo37) April 7, 2021
少なくともラムーには認められたって事😏
しかも24時まで!惣菜は19時には売り切れだけどね😳
大食い勝負でスナック菓子見た事ないけど、400gチャレンジやってみたい(*'▽'*)デカすぎぃ〜 pic.twitter.com/iDZB0p3N9H
それに、ラムーのお惣菜はその日に売り切れになるので、そもそも過剰に添加物を多くして保存する必要がありません。
では、ラムーの惣菜やお弁当は他のスーパーと比べても非常に低価格で提供できるのか気になりますよね。
この背後には様々な企業努力がなされています。
ラ・ムーの惣菜の原材料や生産に関するコスト削減で安くしている
ラムーの惣菜を安く販売できているのは、原材料や生産の過程でのコスト削減がされているからです。
原材料の大量仕入れ
島へ行くので三津浜港の近くでお昼の弁当を調達
— ナビ🇯🇵358 (@navi1928_358) October 18, 2023
ラ・ムー
惣菜・弁当安いなぁ~#大黒天物産 #LAMU #ラムー pic.twitter.com/37B6eA4dHu
ラムーは特定の食材を大量に仕入れることで、お惣菜の値段を大幅に下げています。
まず、使用する食材を選んで、その範囲で最も効率的に調理を進める方法を取っています。
ラムーの弁当の食材と、それとは別の惣菜の食材は、多くの場合同じものを使用しています。
これにより、大量の食材を一度に仕入れることで、単価を低く抑えることができます。
例えば、ポテトサラダに使うジャガイモやチキンカツに使う鶏肉などを、通常の店舗よりもはるかに多く仕入れるわけです。
このように大量に仕入れることで、食材の単価を大幅に安くすることができます。
一般的に大量購入したら、販売者側からすると安定した収入源を確保できますよね。
このため、食材の販売者側は価格を下げてくれやすくなります。
ラムーはこの戦略を活用して、原材料のコストを抑え、その結果として、質の高い惣菜をより低い価格で消費者に提供してくれています。
この大量仕入れの戦略により、仕入れ価格の交渉が有利となり、低価格の惣菜製造が可能となっています。
惣菜の内容の最適化
激安スーパー ラムーの惣菜 pic.twitter.com/3LQux2e0CL
— ゆーり (@yuitoman) September 14, 2023
ラムーでは、惣菜のメニューに関しても工夫がされています。
まず、ラムーの惣菜では、揚げ物を中心に提供しています。
揚げ物は大量生産が比較的容易であり、多くの人々に愛されるのでハズレがないですよね。
たとえば、コロッケや唐揚げなどは、一度に多くの量を調理できます。
一方で、生鮮の野菜は日持ちが短いため、ラムーではこれらの使用量を控えめにしています。
長期保存が困難な食材を使わないことで無駄な廃棄をなくしていて、コストの増加を抑えています。
また、おかずに関しても、揚げ物中心のメニュー構成を採用することで、生産ラインをシンプルにしています。
効率的に調理することにより、結果的にコストを抑えることができます。
例えば、一つのフライヤーで複数の揚げ物を調理することが可能で、多種多様な揚げ物を同時に提供できます。
さらに、余った食材やお惣菜を活用して新たな惣菜を生み出したり、残ったお惣菜を使って激安のお弁当のおかずにしたりと、食材の無駄が少なくコスト効率を良くしています。
とはいえ、揚げ物だけでなく、焼き魚や煮物をメインとした弁当も取り扱っており、メニューには多様性があります。
さまざまな顧客のニーズに応えながらも安くしているのは企業努力ですよね。
ラ・ムーの商品以外にかかる費用のコスト削減で安くしている
ラムーではお惣菜にかかる費用以外の部分でもコスト削減をしています。
その結果、お惣菜そのものの値段を抑えることができています。
プライベートブランドでの生産
ラムーの自社ブランド『D-PRICE』
— ずん (@aki_e34) November 5, 2022
その芋けんぴが安くて結構美味しいので、買いだめしちゃいました♥ pic.twitter.com/sJoJwcGMbs
ラムーはプライベートブランド『D-PRICE』で生産することで無駄なコストを削減しています。
『D-PRICE』の商品はラムーの店舗でのみ販売されるため、ナショナルブランドのように全国規模での広告や宣伝に投じる費用が不要です。
例えば、テレビCMや大規模なポスターキャンペーンなど、消費者にブランドを認知させるための広告費用はかなり高くなります。
ですが、『D-PRICE』は広告費をかける必要がないため、この分のコストをカットしています。
陳列での工夫
陳列棚の場所コストすら無駄
— ( '-')<ゆきち🎨 (@yukiduo) January 8, 2020
ラムーみたいにこうして pic.twitter.com/xN2w6QmwsV
ラムーで提供されている商品の価格が手頃な理由の一つに、商品の陳列方法が挙げられます。
ラムーでは、商品を店内に展示する際、非常にシンプルで効率的な方法を採用しています。
商品が入っている段ボール箱をそのまま使用して商品を販売しています。
これにより、従来のように商品を一つずつ棚に並べる手間や時間が大幅に削減されています。
たとえば、他のスーパーでは商品が棚に移し替えられ、見栄えを良くするために並べられます。
しかし、ラムーでは、段ボール箱を開けてそのまま陳列するだけなので、この作業にかかる人件費や時間を大きく減らすことができます。
このように、ラムーは商品の陳列方法をシンプルにすることで、コスト削減を実現し、その結果として低価格なお惣菜を顧客に提供できるようになっています。
現金のみの支払い方法
ラ・ムー初めて行ったけど安いね😉
— 伊之助ザ衛門 (@3fqyuOVTWriZaOi) May 5, 2021
店内は倉庫みたいで現金しか使えないけど。 pic.twitter.com/nA4AqKUIJR
ラムーでは、全ての支払いを現金のみで受け付けており、この特徴がコスト削減に大きく繋がっています。
カード決済を導入する場合、小売業者は様々なコストに直面します。
例えば、クレジットカードやデビットカードの決済を受け付けるためには、専用の決済端末やシステムの設置が必要です。
これらの設備投資は初期費用だけでなく、維持管理にも費用がかかります。
さらに、カード決済を行う際には、各取引ごとに手数料が発生します。
これらの手数料は、小売業者の利益を圧迫する一因となることがあります。
しかし、ラムーではこれらのコストを回避するために、支払い方法を現金のみに限定しています。
現金決済のみの対応にすることで、決済端末の設置や維持、カード決済の手数料などのコストを大幅に削減できます。
例えば、他のスーパーでは、カード決済のために数百万円の設備投資が必要になることがありますが、ラムーではそのようなコストが発生しないため、経費を抑えることができるのです。
売り切れ戦略
ラムーで198円弁当があるのは有名ですが、4割引されていたので買いました。超ラッキー! pic.twitter.com/kQGvVxF7Kp
— つるや食堂 (@tsuruyasyokudo) January 10, 2018
ラムーでは、残り物の廃棄コストを避けるために、確実に売り切れるような戦略で販売しています。
例えば、一般的なスーパーマーケットでは、日中に売れ残った惣菜は夕方になると半額シールを貼って価格を下げることが一般的です。
この方法は、廃棄コストを回避するための一時的な解決策ですが、利益率のことを考えると低下させることがあります。
しかし、ラムーでは最初から低価格を設定し、購買意欲を刺激することで売り切れるようにしています。
最終的に売れ残りを安くするよりも、最初から安い方がお客さんも買いたくなりますし、それが結果的には利益率を上げていることにもなります。
これにより、半額シールをたくさん使う必要がなく、初めから手頃な価格で高品質な惣菜を提供しているのです。