第6話では、主人公の水季が中絶を決意していた過去が明かされます。
その中で、病院の「ご意見ノート」に記された弥生の言葉が水季の心に深く響きます。
※巻末に弥生が書いた文章の全文があります。
弥生の文章は、中絶後の罪悪感や他人に頼りすぎた過去への反省、そして自己決定の重要性を語りかけていました。
この言葉に感銘を受けた水季は、自らの決断を見つめ直し、最終的に出産を決意することになります。
視聴者にとっても、このシーンは自己選択の大切さを再認識させる感動的な場面となりました。
水季が出産を決意した瞬間
「海のはじまり」第6話の終盤、主人公水季の過去が明かされました。
水季は産婦人科で「ご意見ノート」に目を通し、そこで弥生の文章に出会います。
これが水季の人生を大きく変えるきっかけとなりました。
水季の過去と弥生の文章
水季が産婦人科にいた理由は、中絶を決意したためでした。
そこで偶然見つけた「ご意見ノート」に、弥生が書いた「妊娠9週で中絶しました」という文章を見つけます。
その内容は、弥生が自身の罪悪感や他人に頼りすぎた過去について赤裸々に綴ったものでした。
弥生の言葉の影響
弥生の文章には、「他人に優しくなりすぎず、物わかりのいい人間を演じず、ちょっとズルをしてでも自分で決めてください。どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います。」という強いメッセージが込められていました。
これを読んだ水季は、自身の決断を他人に委ねず、自分の意志で行動することの重要性を悟ります。
水季の涙と決意
弥生の言葉に心を動かされた水季は、涙を流しながら「あんまりないんだけどなぁ人に影響されること」と呟きます。
水季が他人の言葉に影響を受け、出産を決意する瞬間が描かれ、視聴者に深い感動を与えました。
弥生のノートが繋げた運命
弥生の残したメッセージが水季に届き、その結果として海の誕生が実現しました。
このエピソードは視聴者に強い印象を残し、感動の波を呼び起こしました。
視聴者の反響
視聴者からは、「弥生さんが残したメッセージを水季が受け取っていたなんて」「弥生さんも間接的に海ちゃんの母」「いつか弥生さんに伝わればいい」「運命」「繋がりがすごい」といった多くの反響が寄せられました。
弥生の言葉が水季の決断に繋がったことで、二人の運命が交差した瞬間を感じた視聴者が多かったようです。
感動の共有
このシーンは、ただのドラマの一部ではなく、多くの視聴者にとって共感を呼び起こすものでした。
弥生の言葉が水季に届き、彼女の決意を後押しするという流れが、視聴者にとっても自己の選択の大切さを再認識させるものとなりました。
水季と弥生の繋がり
このエピソードを通じて、視聴者は水季と弥生が見えない形で繋がっていることに気付きました。
弥生の言葉が水季に届いたことで、彼女たちの運命が交差し、新たな命が生まれるという奇跡的な瞬間を感じることができました。
ノートの力：他人の言葉がもたらす影響
弥生が書いた「ご意見ノート」は、ただの紙の上の文字ではなく、他人の人生に大きな影響を与える力を持っていました。
このエピソードは、言葉の力とその影響力を再認識させるものでした。
ノートに書かれた言葉の重み
弥生が書いた言葉は、彼女の苦悩と後悔、そして他人への優しさが込められていました。
その重みある言葉が、水季の心に響き、自身の決断を見つめ直すきっかけとなったのです。
他人の経験が与える勇気
弥生の経験が水季に与えた勇気は、単なるアドバイス以上のものでした。
同じ状況に置かれた人々への励ましと、自身の決断を後押しする力となりました。
これは、他人の経験が自分にどれほどの影響を与えるかを示しています。
自己決定の重要性
弥生の言葉に触れた水季は、自身の決断を他人に委ねず、自分の意志で行動することの重要性を学びました。
このエピソードは、自己決定の大切さと、その選択がもたらす結果について深く考えさせられるものでした。
海のはじまりで弥生が書いた産婦人科のノート全文
弥生が病院のノートに書いた全文章を掲載しておきますね。
ドラマの映像に出ている文体になるべく近づけました。
句読点や漢字などもなるべくそのまま掲載しています。
「妊娠９週で中絶しました。強い罪悪感に襲われています。
彼がああしてくれたら、母がこう言ってくれたらと、
罪悪感を他人のせいにしてしまい、そんな自分にまた落ち込みます。
まるで、自分が望んだように振る舞っていただけで、
実際は他人にすべてを委ねていました。
人に与えられたものを欲しかったものだと思い込むのが
私は得意すぎました。後悔とは少し違う
でも同じ状況の人に、同じ気持ちになって欲しくありません。
他人に優しくなりすぎず、物分かりの良い人間を演じず、
ちょっとズルをしてでも、自分で決めてください。
どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです。あなたの幸せを願います。」
この手紙を読んだ水季が、弥生が書いたノートの文章の一部を、第8話、第9話で登場する「夏くんの恋人へ」という手紙にしたためました。
水季と弥生は直接会ったことはありませんでしたが、手紙やノートという文章で繋がっていました。
水季の書いた手紙について知りたい方はこちら＞＞＞
「海のはじまり」水季の手紙「夏くんの恋人へ」の全文
まとめ：「海のはじまり」の感動の瞬間
「海のはじまり」第6話で描かれた、弥生の言葉が水季に届き、彼女の人生を変える瞬間は、多くの視聴者に感動を与えました。
他人の経験や言葉が持つ力を再認識させられると同時に、自己決定の重要性を教えてくれるエピソードでした。
このドラマを通じて、多くの人が自分の選択に自信を持ち、自分の人生をより良いものにするための一歩を踏み出せることを願っています。
