激安スーパーの『ラ・ムー』の横の販売店『PAKUPAKU』では、100円で6個入りのたこ焼きが売られています。
一般的な屋台やお店で販売されているたこ焼きよりも値段がかなり安いことから、
- なぜこんな低価格で提供できるのか理由が知りたい
- こんなに安かったら普通は赤字になるのでは？
- 何か裏があるから安いのではないか？
など疑問をもつ人も多いようです。
今回はラムーのたこ焼きが100円で売られている理由や、この安い値段で運営できている理由についてまとめました。
ラムーのたこ焼きの値段はいくらですか？
ラムーのたこ焼きは、その価格と品質を見ると、一般的なたこ焼きの市場価格と比較すると破格ですよね。
まず、ラムーのたこ焼きは6個で100円という価格で提供されています。
この価格は、大阪のたこ焼きの相場である200円〜300円と比べても、非常にリーズナブルです。
さらに、東京の相場である300円〜500円や、全国的に知名度のある『銀だこ』のたこ焼き8個入り538円+税という価格と比較すると、ラムーのたこ焼きは圧倒的にコスパがいいことが分かりますよね。
次に、品質の面で見ても、ラムーのたこ焼きは
- ソース
- 鰹節
- 青のり
がトッピングされているにも関わらずこの価格で提供されています。
ラムーのたこ焼き平日のこの時間なら待ち時間無しだぜー
— Pさん@忍ばないNinja (@EXAM0216) October 21, 2020
2パックマヨネーズ付き220円 pic.twitter.com/FPTvPL8IE1
マヨネーズは別売り（10円）です。
ですが、マヨネーズを加えても110円という価格は依然として他の店舗と比べて破格であると言えます。
そもそも、マヨネーズなしでも非常においしいという声が多いです。
また、一般的にたこ焼き1個あたりの原価が約9円と言われていて、ラムーのたこ焼きがどれだけコストを効率的に抑えているかが分かりますよね。
自宅で作るにしても手間がかかりますから、その手間を考慮するとラムーの方が安いかもしれませんね。
まとめると、ラムーのたこ焼きは、価格と品質のバランスが非常に優れており、一般的なたこ焼き市場の相場と比較しても破格の価格で提供されていると言えますね。
ラムーの100円たこ焼き 儲かるの？原材料を見ても赤字説！
ラムーのたこ焼きが100円やけん、たこ焼きは材料費安いと思われがちやけど、あそこは大手で、店舗数も多いけん小麦粉もソースも蛸も大量購入で格安で入手できる。それでも利益はないはず。人件費払ったらプラマイゼロ。客寄せパンダ方式です。
— たこ焼き焼き子【公式】🐽 (@fumie_____) March 20, 2022
ラムーの「パクパク」のたこ焼き（1パック6個入りで100円）の価格を見たときに、利益が出ているか疑問に感じますよね。
たこ焼き6個あたりの原価（一般的な市場価格）をざっと一覧にしました。
薄力粉：17円
卵1個：10円
だし汁：4円
タコ1㎝大：42円
ソース：16円
マヨネーズ：12円
かつお節：24円
青のり：0.5円
これらを合計すると、たこ焼きの原価は約125.5円となります。
ラムーは6個で100円ですから、25.5円の赤字であると言えます。
他のお店で200円〜600円で販売されているのが普通である理由が分かりますよね。
その他の人件費や光熱費のことを考えても、一般的なたこ焼き屋では確実に赤字経営ですね。
ラムーのたこ焼きはなぜ安いのか？
ガソリン入れついでに寄った、ラムー港店さんの100円なたこ焼き(`･ω･´) pic.twitter.com/HfAw6g0O8L
— 北森セロリン (@celorin2800) June 28, 2020
ラ・ムーのたこ焼きの赤字覚悟の運営の背後には、以下のような経営戦略が考えられます。
ラムーは商品仕入れの際、品目を絞り込み、大量仕入れを行うことで1品あたりの購入単価を下げています。
ですから、材料費だけを見ると、赤字ではないギリギリで販売できている可能性もあります。
安い商品を提供することで、来店客の足を止め、他の商品への興味も引き出しています。
つまり、たこ焼き自体の利益より、全体の売り上げ増加が狙いと考えられます。
大量生産と大量販売によるコスト削減も、安価な商品提供の大きな要因。
コストパフォーマンスの高い戦略だと感じます。
また、一般的なたこ焼き屋はスーパーとは独立した業者が出店料を支払って営業していることが多いです。
しかし、ラ・ムーやディオのたこ焼き屋「ＰＡＫＵ ＰＡＫＵ」は大黒天グループが運営しているため、出店料が発生していないと考えられます。
この経営形態により、たこ焼きを安価に提供し、その流れでスーパーでの買い物を促進するという戦略が取られるのでしょう。
ラムーはそもそもたこ焼きによる直接の利益を目指していないため、この価格で販売できます。
100円たこ焼きでお客さんを集めて、ラ・ムーで買い物をしてもらう。
そして、ラムー全体の売上を上げるという狙いもあります。
安いからこそ試しやすく、リピーターを生み出しやすい。
この価格設定は、顧客を引きつけるための賢い戦略だと感じました。
低価格は、顧客にとっては大きな魅力。一度購入して満足すれば、再度訪れる確率は高くなります。
また、安価なたこ焼きは、特に家族連れや若い顧客層にとって魅力的。
小さな投資で大きな満足を提供している点が印象的です。
以上のような戦略により、たこ焼き自体の利益を追求せず、客の流入を増やす目的で営業していると考えられます。
ラムーがたこ焼きの戦略がかしこすぎた
今日はラムーのたこ焼き食べた
— いなば(INABA) (@INABA_is_a_pen) November 21, 2023
おいしくてコスパ最強！ pic.twitter.com/Lg1S1OqYBj
なぜ、たこ焼きを100円で売ろうとしたのか？
また、いくつもある商品の中から、なぜ「たこ焼き」という商品に決めたのか？
気になりますよね。
実は、ラムーがたこ焼きを集客の手段として採用する背景には、以下のような考察が考えられます。
- 低価格での提供
- 食材ロスの削減
- 安定した人気
- 集客の連鎖効果
- ブランドイメージの向上
低価格での提供
たこ焼きの原材料は比較的安価であり、大量仕入れや効率的な製造プロセスを通じて低コストで提供することが可能です。
低価格は、消費者の関心を引きつける大きな要因となり、集客効果を上げてくれます。
このように、大量仕入れができるのは、ディスカウント店であるラムーだからできることです。
食材ロスの削減
たこ焼きに使用する食材の種類は限られていますよね。
そのため、適切な在庫管理により食材の無駄を減少させることが可能です。
安定した人気
たこ焼きは手軽に食べられる美味しいものとしての位置づけがあり、お客さんが気軽に購入することができます。
たこ焼きは季節を問わずに多くの人々から好まれるため、安定した集客が期待できます。
また、100円たこ焼きというインパクトから、新規顧客を店舗に引き寄せるポイントにもなります。
集客の連鎖効果
たこ焼きを購入する顧客は、その後、ラムーの他の商品やサービスにも興味を持つ可能性があります
これにより、一つの商品の購入をきっかけに、顧客の平均購入金額を増やすことが期待できます。
ブランドイメージの向上
安価で美味しいたこ焼きを提供することで、ラムーのポジティブなブランドイメージを強化できます。
「100円でたこ焼きが買える」という印象が植え付けられ、お客さんは「コストパフォーマンスの良い店」としてラムーを認識する可能性が高まります。
このように、ラムーの100円たこ焼きは多岐にわたる戦略的な考えがあると考察できます。
ラ・ムーのたこ焼きは試す価値あり！
ラ・ムーのたこ焼きは、その安さと味で多くの人を虜にしています。
私の経験からも、一度は試してみる価値があると断言できます。
購入する際のポイント
パクパクでの購入時は、マヨネーズや他のトッピングも一緒に。マヨラーには特におすすめです。
たこ焼きを購入する際は、ぜひマヨネーズをプラスしてみてください。さらに味わい深くなります。
また、並んでいるときに他のお客さんの注文方法を参考にするのも一つの楽しみです。様々なアイデアを見つけられるかもしれません。
お家での楽しみ方
家で食べる際は、温め直しで再び美味しさが復活。トースターで少し焼くと、外カリ中フワの最高の食感を楽しめます。
レンジで温めてからトースターで焼くと、外はカリッと、中はフワッとした食感が復活します。
家庭でのアレンジを加えることで、たこ焼きの楽しみ方はさらに広がります。例えば、お好みのスパイスを加えるなど、オリジナルの味を追求してみるのも良いでしょう。